【報告】学習会「成年後見制度の実際」

神谷理事長挨拶


 令和6年9月10日(火)川崎市総合自治会館 大会議室2・3に於いて、学習会を行いました。テーマは「成年後見制度の実際」で、参加者は51名でした。

 神谷理事長の挨拶に続き、かわけんの法人後見ケース4件について、かわけんの理事で弁護士の大石剛一郎氏からお話していただきました。それぞれの実際の支援についてだけでなく、課題についても説明がありました。なかなか聞く機会がない内容に、皆さん熱心に聞き入っていました。その後、質疑応答を行い、成年後見制度利用について参加者の皆さんと一緒に考えました。

《かわけんの法人後見ケース》
①重症心身障がい者入所施設利用の方(50代)の後見(親と法人の複数後見)
②自閉スペクトラム症の方(40代)の後見(法人単独後見)
③中度知的障がいのある方(60代)の保佐(法人単独保佐)
④軽度知的障がいのある方(60代)の保佐(弁護士(財産管理)と法人の複数保佐)

 法人後見とは、法人と契約を結びます。法人によって違いがありますが、かわけんの場合、担当者は2名で毎月1回後見部会を開催し、それぞれの情報を共有しています。当法人は現在4件の受任をしています。担当者の人員の関係で受任件数を増やすことができませんが、後見制度や権利擁護などの相談を受けています。何かお困りごとがありましたらご連絡ください。

大石 剛一郎弁護士

神谷理事長

熱心にメモを取っています