コロナ禍の施設の面会の様子

2019年12月面会です。この頃のように一緒にケーキを食べられる日が早く来ますように

 私の娘は、2005年に川崎市に初めてできた重症心身障害児者の入所施設ソレイユ川崎に入所をしています。

 コロナ感染症が広がりだした、2020年2月28日に面会禁止のメールが届きました。しばらくするとウエブを利用した面会が出来るようになり、その後面会方法も透明シートを挟んでの面会になるなど方法も変わっていきました。但し緊急事態宣言が発出中の面会は禁止です。   

 ようやく2021年11月から直接面会が出来るようになりました。マスクとゴム手袋をして10分間です。濃厚接触にあたるハグはできません。娘は音楽が大好きで、なぜか父親が楽しませたいと思いつき、炭坑節を歌いだしたら娘は嬉しくて手拍子をして、みんなで炭坑節を合唱しました。ちなみに娘のお気に入りの音楽はブルーハーツのリンダリンダなのだけど。

 娘がエレベータに乗るのを離れたところから「またくるねー」と言って手をふっていると少し拗ねたような寂しい顔になるので切なくなります。コロナ前の生活に戻れる日が一日も早く来てほしいと願うばかりです。

川崎市重症心身障害児(者)を守る会  谷口 久美